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2017.07.23飲食部門元祖!! 青森のっけ丼!! 大繁盛!!

青森名物「のっけ丼」大繁盛/団体ツアーコースにも

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丼を持って市場内を回る来店客たち。「新鮮な具材を自分で選べるのが魅力」と話す=19日

 青森市の名物として定着した「元祖青森のっけ丼」の売り上げが、2016年度実績で約1億4500万円に達し、現行の販売方式となった12年度から4年間で1.6倍に増えた。新鮮な魚介類と、自分だけの丼を作る楽しさが魅力で、県内外の客の心をつかんでいる。本年度は旅行会社との契約増加などを目的に運営体制を任意団体から「株式会社のっけ丼」に法人化、さらなる成長を見据え、さまざまな取り組みが進行中だ。

 19日の昼時。同市古川の青森魚菜センターでは、多くの来店客が市場内に約30ある店を回りながら、マグロやサーモン、エビ、ホタテなど自分好みの刺し身を選び、丼に載せてもらっていた。オーストラリアから日本旅行中のライナー・ケーニックさん(45)は、外国人向け観光パンフレットを見て来店。「新鮮な生の魚がたくさん並んでいることと、おいしさに感動した」と興奮した様子で話した。

 のっけ丼が始まったのは09年12月。当初は期間限定の企画で、具材は一つずつ現金で購入する方式だった。食事券を購入して具材と交換する現行の方式は12年度から実施。食事券の販売額は、12年度の9千万円弱から年々増加している。口コミや会員制交流サイト(SNS)で評判が広がったほか、メディアの取材によるPR効果や、団体ツアーのプランに組み込まれるようになったことで来店客が増えた。県外からの再来客も多いという。

 ただし、株式会社のっけ丼の工藤信孝代表取締役(43)によると、県外客の来店がねぶたの時期や年末などの繁忙期に偏っていることなどが課題という。

 同社が集客増の新たなターゲットとして考えているのが外国人旅行客と、まだのっけ丼を食べたことのない地元客だ。青森港に寄港する豪華客船の乗船客の大半は旅行会社のツアーであることから「旅行会社との契約を増やすには、会社対会社の関係が必要。そのためにも、法人化しなければいけなかった」と工藤さん。地元客の獲得には、家族連れでの来店が見込める小中学生に視線を向ける。チラシや食事券を手に学校や小学生が参加するイベントに足を運び、のっけ丼の面白さをアピールしている。

 4月の法人化に合わせ2種類の食事券を従来の1080円と540円から、1300円と650円に値上げした。資材の高騰に加え、来客数の増加で案内スタッフを増やすなど運営経費が増加したためだ。同時にサービスの充実に力を入れ、5月からは客の要望が多かった市場内での生ビール提供を始めた。6月下旬にはホームページをリニューアルし、英語や中国語など4カ国語に対応している。

 工藤さんは「青森と言えばのっけ丼、というような代名詞的存在にしていきたい」と意欲的。スタート時から運営に携わる葛西稔さん(61)=株式会社のっけ丼取締役=は「のっけ丼は、青森の食材の質の高さをアピールする意義もある」と話し、ブランド力の一層の向上を目指している。